離婚して母子家庭になった後の七五三は、お祝いをするべきかどうか、悩むシングルマザーも多いと思います。
特に7歳の女の子だと、もう物心もついて、色々と分っている年齢ですよね。
父親がいない状態で、七五三のお祝いをしていいものか。
お祝いをするとしても、離婚後は金銭的に余裕がなく、着物を着せてあげたり写真館で写真を撮ったりもできそうにない・・・という悩みもあることと思います。
七五三のお祝いは母子家庭ではどうすればいい?
父親がいなくても、七五三のお祝いは、ぜひすることをお勧めします。
七五三詣での本来の意味は、子供が無事に該当の年齢まで成長したことを氏神様に報告し、感謝することです。
父親がいなくても、子供の成長祝いは、きちんとやってあげたいものです。
11月には、神社には七五三のお祝いに来ている家族連れがたくさんいます。みんな父親・母親と子供が一緒に来ているのに、自分のところだけ母親と娘の二人きりだと、子供もその状況を寂しがってしまう心配がありますよね。何より、母親であるあなた自身も肩身の狭い気持ちは味わいたくないですよね。
母娘2人きりが気になるようでしたら、お参りの人が少ない仏滅に行くのも一つの手です。
七五三は、神社仏閣へのお参りになるので、本当は六曜(大安・仏滅など)の影響を受けることはないのです。(六曜は人間界での話であり、神界や仏界とは次元の違うことでもあります。)
なので、七五三で神社にお参りする日に、本来は制約はないのです。
でも実際は「さすがに仏滅にお祝いをすることを避ける人が多いので、神社には普段より人が少ないです。なので、その分人目を気にせずにゆっくりと七五三のお参りをすることができます。
ただ、神社によっては仏滅にはご祈祷をしていない所もあるので、それは事前に確認が必要です。
でも母子家庭は決して恥ずかしいことではないので、むしろ、父親がいなくても子供には皆と同じ事をしてあげているのですから、堂々としていることもだいじですね。
七五三のお祝いを安く済ませる方法は?
母子家庭になったので、金銭的な余裕が無い、お祝いをしたいけれど先立つものが無い・・・という場合、お金は最小限で、安く済ませる方法はいくらでもあります。
まず、着物は、近所の人や知人で貸してもらえる場合は、それが一番安上がりで済みます。・・・が、なかなかそういう人は身近にいませんよね・・・。
今は子供向け写真館で、着物のレンタルと着付けと写真撮影が全てセットになったプランを利用する人が多いです。ですが、着物レンタルと着付けと写真撮影のみの基本料金は安くても、最終的に写真をいくつか頼むことで追加料金が発生して、最終的に2万円~5万円くらいかかってしまいます。
七五三のお祝いは、あくまでも神様に子供の成長祝いを感謝することであって、決して写真撮影がメインではありません。なので、写真は写真館で撮影しなくて良いのです。神社に行ったときに、デジカメで撮影するだけでも、良い記念になります。
(実際、写真館で写真を撮り、たくさん写真を購入する人は多いですが、結局お金がかかってしまうし、後で「こんなにたくさん写真はいらなかった」と後悔する人も多いそうです)
ネットで「七五三 7歳 着物」で検索すると、たくさんの中古着物や格安着物レンタルがヒットします。
一般的なレンタル衣装屋さんで着物を借りるより、かなり安上がりです。
ネットで安い着物を探せば、着物にはあまりお金はかかりません。
着付けのみ、美容院に頼むと、4千円~5千円位で済みます。
ヘアメイクも、ショートカットなら、髪飾りを付けるだけで十分。(それこそ100均に売っている造花をいくつかUピンに付け
るだけでも、立派な髪飾りになります)
ショートヘアやおかっぱくらいなら、なにもせずにそのまま髪飾りだけ付けても逆にシンプルで可愛いものです。
毛先を少しだけ内巻きにするだけでも十分雰囲気変わります。
そして、あなたの赤い薄いリップを塗ってチークを頬に軽くつけるくらいで、子供なら十分です。
神社でのご祈祷は、やってもらう方が良いと思われますが、どうしてもご祈祷料も厳しい場合は、普通にお参りだけにするのも良いでしょう。
母子家庭でも七五三の写真を残したいがいつが安い?
写真は自分でデジカメで撮るだけでも、十分記念になります。
「でもやっぱりちゃんとした形で残したい」というこだわりがあるなら、写真館を利用するのも良いでしょう。自分で撮るよりずっと素敵な写真に仕上がります。
10月下旬から11月にかけては、特に子供向け写真館は激混みで、料金もそれなりにかかってきます。
なので、それ以外の春から夏にかけての安い時期に、写真だけ撮っておくのがお勧めです。
オフシーズンの撮影なら、写真館によっては3000円くらいで、着物とヘアメイクと撮影ができるところもあります。
また、3歳の七五三のお祝いの時には父親・母親・子供の3人で写真を写していたり、今回の写真が人きりになっていて寂しい・・・という場合は。子供さん1人だけのショットにしておくと良いでしょう。
一人だけの撮影だと、安く済むメリットもあります。
でも母親と2人でもきちんと生活してきた証として、思い切って2人の写真を残しておくのも良いかもしれません。
子供さんがいつか大きくなった時には、そういう写真はきっと良い思い出になることと思います。
まとめ
七五三にお金をかけてもかけなくても、一番大切なのは、子供が無事に成長したことに感謝する「おめでとう」という心と愛。
母親であるあなたは精一杯考えて、一生懸命やっているので、きっと良い思い出になりますよ。他の家と同じようにやったから幸せ、やらなかったから不幸、というわけではありません。その分目一杯愛情を注いでいれば、きっと子供さんにもあなたの気持ちが十分に伝わるでしょう。