米は3年前のものは食べられる?古米の消費期限やおいしい食べ方は?

田舎の実家や親戚からいつもお米が大量に送られてきて、食べきらないうちに更に今年の新米が送られてきて、古いお米が余ってしまう・・・。せっかくだから、新米は美味しいうちに食べたいもの。だから古いお米は後回しになって、気が付くと一番古いものは3年以上前のもの・・・などということ、あるんですよね。

でも、いくら古くなっても、お米は捨てるのは気が引けます。
3年以上経ってしまった、古古古米。果たして食べられるでしょうか?

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米は3年前のものは食べられる?

結論として、保存状態にもよりますが、3年前のお米は食べることができます。
確かに、お米は精米してから少しずつ味の劣化が始まります。しかし、カビが生えていなくて、虫も湧いていない状態であれば、何年経っても食べること事体に問題はありません。

保存状態が良ければ、お米の見た目は白いままで、味にこだわらなければ食べて大丈夫。
気を付けたいのは、カビが生えていたり、虫が湧いている状態です。

・カビが生えている。

カビの色は黒・灰色・青・赤・茶色・黄色等、色々な色があります。お米は真っ白いものなので、少しでも違う色が見えたら食べない方がいいです。
お米をといだ時に、水の色が黒ずんでいる場合は、そのお米にカビが果ている可能性があるので、気を付けましょう。
いずれにしても、お米の見た目が通常と違ったら、気を付けて下さい。

・虫が湧いている

お米に付く虫で有名なのが、「コクゾウムシ」です。2~3ミリの黒っぽい虫なので、いればすぐに分かります。
虫が湧いた場合、その虫だけを取り除けば食べることは可能ではあります。が、虫がお米の中に卵を産んでしまっている場合があります。
毎日食べているお米に虫が出たのであれば、まだ卵を産み付けていないですし、虫だけ取り除けば問題なく食べられますが、何ヶ月、何年と放置して保存していたお米に虫が湧いている場合は、卵を産み付けていたり、お米が虫食いになっている可能性大なので、廃棄した方が無難でしょう。

見た目にはカビも生えていないし、虫も湧いていなくて、白い綺麗な状態のお米だったとしても、「やっぱり古いものは不安」という場合は、実際に炊いてみるのが一番です。
試しに、1合炊いて食べてみて、味を確認してみましょう。
古米臭といって、古米独特の臭いがあったり、味の劣化はいたしかたないですが、炊きあがりのご飯に色が付いたりしていなくて、問題なく食べられれば、そのお米は大丈夫です。

古米の消費期限はどれくらい?

スーパー等で売られているお米には、精米年月日は書かれていますが、賞味期限や消費期限については書かれていません。
お米は生鮮食品のために、精米年月日の記載のみが義務付けられています。(野菜に賞味期限が書かれていないのと同じですね)

じゃあ、お米を美味しく頂ける「賞味期限」は実際はどれくらいなの?ということですが、季節や保存状態にもよりますが、
・春夏(4月~9月)は精米年月日から1ヶ月程度
・秋冬(10月~3月)は精米年月日から2ヶ月程度
が目安と思いましょう。

お米は生き物ですので、扱いようによっては長持ちさせることもできますし、その反対もあります。家庭での保存方法はもちろんのこと、季節や気候によっても賞味期限は変わってしまうのです。
「精米されたお米は早く食べたほうが美味しい」ということは間違いありません。

そして、実際に食べることが可能な「消費期限」に関しては、これも保存状態によって大きく変わります。
お米の専用の貯蔵庫では、10年以上の保存が可能だとも言われています。
気温や湿度が低く、空気に触れにくい状態で保存していれば、家庭でも何年も保存が可能です。
逆に高温多湿の場所に置かれているお米はすぐにカビが生えたり虫が湧いたりして、数ヶ月経たないうちにダメになってしまうこともあります。

なので、お米がいつまで食べられるかは、保存状態によりますが、カビが生えたり虫が湧いたりしていなくて、見た目に問題が無い限りは食べられる、ということです。この判断は、あくまでも自己判断による、ということですね。
もちろん新米に比べれば味は落ちますが、実際に炊いてみて問題なく食べられるようでしたら、そのお米はまだ消費期限内と判断して大丈夫です。

古米のおいしい食べ方は?

古米を美味しく炊くには、一般的な新米の炊き方とは違ったコツが必要となります。
古米を美味しく炊くためのテクニックを覚えておきましょう!

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・お米の研ぎ方

新米は研ぐときにあまり力を入れず、ササっと軽く研ぎますが、古米の場合は真逆でギュッギュッと力を入れて研ぐようにします。
新米の時にやっちゃいけないような、握りつぶすような研ぎ方や、ガシガシと力を入れて強めに研ぐことで、古米の表面に付いたヌカ臭さをしっかりと落とすことが重要となります。
研ぎ汁も新米の場合は「うっすら白く濁る程度」とされていますが、古米の時は透明になるまで研いだ方が美味しく炊けるので、古米を炊くときは恐れることなくしっかり研ぎましょう。
ただし、古米は「弱く」なっているので、力強く行うとお米が割れてしまうことも・・・。もしお米が割れるようでしたら、それ以上は力を入れないように注意しましょう!

・お米の炊き方

1. 水は規定量よりも少し多めに入れる

古米は水分が抜けているので、水はやや多めに入れます。

2. 水に浸す時間は長めにする

炊く前に最低でも1時間以上、できれば一晩じっくりと水に浸します。

3. 水はミネラルウオーターの軟水を使う

微量のミネラルを含んだ弱アルカリ性の水は、お米との相性が良いです。ただし、硬水はお米に浸透しづらいので不向き。軟水は水の分子の固まりが小さくお米の中に浸透しやすいので、より弾力のあるご飯が炊けます。

4. 氷を使う

氷を使って炊くことで、新米のように炊き上がります。

① お米を洗い、1~2時間冷水につけておく
② 水を捨てて、炊飯器に入れ、米1合につき30グラムの氷を入れる。
③ そのまま炊飯器の目盛り通りに水を入れる。
④ 炊飯

氷を入れて炊くことで、米の吸水がゆっくりになるため、良質の粘りが強くなり、パサパサ感が減少して新米のような美味しさになります。

4.「ちょい足し」テクニックを活用!

古米を普通に炊いたら美味しくない・・・そんな時は以下のものをちょっと足すことで美味しく炊くことができます。

・サラダ油

古米2合に対してサラダ油を小さじ1/2程度を入れます。
サラダ油をを少し入れて古米を炊くと、パッサパサな食感になりがちな古米がツルピカご飯に炊き上がります。

・お酒

小さじ1杯程度の調理酒を入れます。
お酒の甘みが古米独特の匂いを抑え込んで、美味しくなります。炊きあがりのご飯に光沢が出て、甘みが増します。

・もち米

古米の1割程度もち米を混ぜて炊きます。
なかなか家にもち米があるという人は少ないかもしれませんが、古米はもち米とブレンドして炊くことで美味しくなります。あの独特のパサパサ感もなくなりますし、新米に匹敵する食べ応えとなります。

・ハチミツ

小さじ1杯程度のハチミツ。
古米を炊くときの水にハチミツをしっかりと混ぜてから炊くと、風味が非常に良くなって美味しくなります。
古米を美味しく食べようと努力している人たちの間では人気が高い方法です。風味も色ツヤも新米に匹敵するほどです。

・重曹

古米5.5合に対して重曹をティースプーン1/2程度(本当に少量です)。
古米を炊くときに重曹をほんの少し入れると驚くほどもっちりしたご飯が炊けます。また、炊けた古米を保温しておくと発生する古米独特の臭いも、重曹を入れて炊くことで臭いが出にくくなります。

5. 味付きメニューに利用する

古米のデメリットとして「硬め」「粘りが少ない」「古米臭がある」という点がありますが、味付きのご飯メニューにするとそのデメリットがメリットになります。

・チャーハン
・酢飯
・炊き込みご飯
・ピラフ
・おかゆ
・リゾット

これらのメニューですと、逆に新米よりも古米の方が美味しくできたりします。

お米をとぎ炊く準備が出来た炊飯器の中に、氷を入れて炊きます。 冷蔵庫などで冷やした水で炊いても、同様に美味しく炊き上がります。

まとめ

あまりにも古くなってしまったお米は、食べていいものかどうか躊躇してしまいます。けれど、やはりお米という食べ物は粗末にはしたくないもの。できれば古いお米も無駄なく食べたいですよね。
まず、カビが生えたり虫が湧いたりしていないか、お米の状態を見て、綺麗な白い状態だったら、食べて大丈夫です。
ちょっとした工夫で、古古古米も美味しく食べることができます。
味の劣化が気になるようでしたら、チャーハンや酢飯や炊き込みご飯など、味付けをするメニューに活用しましょう。

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