成人式が近づくと、振袖のレンタルや前撮り撮影の案内のダイレクトメールがたくさん届くようになりますよね。
最近はみんな前撮りをしているようだし、自分もやろうと思うものの、時期はいつ頃がいいのでしょうか?
振袖はやっぱりレンタルがいいのかな?そもそも一番気になるのは料金・・・。
一生に一度の成人式なのですから、後悔しないように、前撮りも納得するような写真が撮れるようにしましょう!
写真スタジオで前撮りの振袖の着付けの仕事をしている立場から、色々とアドバイス致します!
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「成人式前撮り撮影の流れはどんな感じ?準備は?必要な持ち物は?」
成人式の前撮り撮影の時期はいつがいい?
成人式は1月なので、その成人式が終わるとレンタルされていた着物が一斉にレンタル着物店に戻ります。その着物のお手入れが済むと、再度来年のレンタル着物となります。
まだ誰も袖を通していない新しいレンタル着物も、この時期からどんどんと発表されます。
なので、「自分好みの振袖」「自分の体形に合った振袖」を見つけたい場合は、成人式の約1年前の1月下旬頃から検討し始めると良いでしょう。
最近は振袖のレンタルと前撮り撮影がセットになったプランが主流ですね。
レンタルと撮影のセットプランでしたら、レンタルする着物を決めたら、同時に前撮り撮影の日程を決めることになります。
写真スタジオによりますが、早いところは3月には前撮り撮影が始まります。そして、成人式直前の12月までの10ヵ月間、ずっと前撮り撮影は行われています。
もし早めにレンタル着物を決められたら、撮影も早めにすることをお勧めします。
お勧めの撮影時期は、夏前です。
夏にはどうしても日焼けしていしまいますから、少しでも肌が白い状態で写るためには、夏の前が良いです。着物にはやっぱり白い肌が似合います。
そして、何しろ真夏に振袖を着るのは暑い!です。本来は寒い1月に着る振袖ですから、いくら冷房が効いている室内でも、やはり暑いです。実際に、着慣れない振袖を着て具合が悪くなってしまい、撮影を断念する人もいたりします。
それに、まだ暑くない時期でしたら、撮影後にすぐに脱がずに、そのまま振袖を着て帰ることも可能です。
せっかく滅多に着ない振袖を着たのですから、写真スタジオの撮影だけでは勿体ないですよね。そのまま着て帰って、自宅や近所の公園や神社などで、たくさんスナップ写真を撮ることもできます。
3月下旬から4月上旬ですと桜が咲いていたりして、その時期に振袖姿で桜と一緒に記念撮影・・・なんていうのも素敵ですよね。
夏だと暑くて着て帰るのは厳しいので、やはり暑くなる前になるべく早く撮影をする方が、色々とメリットは多いでしょう。
また、前撮り撮影の時期を決めるのにもう一つ気にしておきたいのは、生理の時期を外すことです。
生理前はややムクみもあったり、肌の調子もベストではないので、ムクみも無く肌の状態が良い生理後2週間くらいの間がお勧めです。
でも、早く撮影するメリットは多いですが、だからと言って「早く決めなければ」と焦る必要はありません。
現在は、レンタル着物店も多いですし、早く予約しなかったために自分に合う振袖が見つからなかった・・・ということは滅多にないでしょう。
レンタル振袖、前撮り撮影をセットで請け負う写真スタジオは、たくさんあります。プランも写真スタジオによって様々です。
- 絶対に1ヶ所だけを見て即決することはしないように!
レンタル振袖も、店によって、斬新な振袖をメインで扱っているところ、古典的な振袖をメインで扱っているところ、デザイナーさんの振袖をメインで扱っているところ・・・様々です。
また、着付けやヘアーも、スタジオによって「イマドキ」の雰囲気だったり、「古典的でしっとり落ち着いた」雰囲気だったり・・・。
ぜひ、何ヶ所か見て回ることをお勧めします。店員さんによっても、勧めてくる振袖は色々です。
そして、店員さんに言われるがままに決めるのではなく、自分が「この振袖!」と納得のいくものに出会うまで、妥協しないでほしいです。
じっくりと選ぶためにも、ぜひ「まだまだ時間がある」と思わずに、早めにあちこち見て回ることをお勧めします。
そして、夏前に決めることができたら、ぜひ暑くなる前に前撮り撮影をするのが良いでしょう。
成人式の前撮りの振袖はレンタルにするべき?
振袖をレンタルにするべきか、購入にするべきか、悩むところですね。
着物が好きで、祖母か母親も着物に関する知識が豊富で、振袖を誂えたらこの先何度も着る機会がある。絶対に自分の着物が欲しい。また、嫁入り後には袖を切って訪問着にする予定がある。
・・・そのように「絶対に自分の着物が欲しい」と色々と思い入れがある場合は、購入で良いでしょう。
でも、どっちにしようか悩むくらいでしたら、レンタルの方が無難でしょう。
着物に関する知識が無くて、着た後の手入れができない。着物の畳み方が分らない。保管の仕方が分からない。そもそも保管場所もない。成人式以外に着る機会を思い浮かべられない。
・・・そういう場合は、「全てお任せ」で済むレンタルが楽です。
振袖を一通り誂えると、値段はもちろんピンキリではありますが、100万円くらいかかることも珍しくありません。
高いお金をかけて誂えた振袖がタンスの肥やしになってしまうのは勿体ないですよね・・・。
レンタルですと、先にも書いた通り、撮影とセットになっているプランが主流です。
なので、衣装を決めて撮影するまで、全てお任せで済みます。写真スタジオにもよりますが、成人式当日の着付けまでトータルでプランしてもらえるので、全て1ヶ所で済みます。
お手入れも自分でする必要は全く無く、成人式が終わったら脱いで箱に詰めて送り返すだけ。なので、「大事な振袖だから汚したらどうしよう」と気を使うこともないんですね。
また、レンタルすると、前撮り撮影が終了してから成人式当日まで、自分でその振袖を持っていることになります。
もし3月に前撮り撮影をしたら、来年1月の成人式まで約10ヶ月、振袖が自分の手元にあるのです。その間に、振袖を何回着てもOKなんです。
とにかくレンタルは色々と気を使わずに気軽に着ることができるのがメリットですね。
成人式前撮り撮影の料金の相場はどれくらい?
もちろん、写真スタジオにより、料金プランは様々です。
一番一般的なプランは、
振袖レンタル・ヘアー・着付け・撮影・写真2カット・成人式当日着付け
と言う感じで、振袖のレンタル、ヘアーのセット、着付け、撮影、そして出来上がった写真が2カット、成人式当日の着付けも有り・・・などという風に、全てセットになったプラン。
その場合で、8万円~18万円くらいと思っておくと良いかもしれません。(振袖のランクによって、値段にかなり差が出ます)
写真館により、早期予約特典があったりもします。
ただ、一番ベーシックなセットプランも、色々とオプションをプラスすることで料金がどんどんプラスされます。
着物の長襦袢に取り付ける半衿を刺繍衿にしたり、帯締めや帯揚げを飾り付きのものにしたり、重ね衿を増やしたりすると、それらはプラス料金で買い取りになります。また、ショールや草履・バッグも、基本プランのものでなく、プラス料金で華やかなものに変更できます。(実際、半襟が刺繍衿だったり、帯締めや重ね衿がゴージャスになると、本当に同じ振袖でもグッと華やかになります)
また、写真は「2カットまでは無料」などとありますが(もちろん写真スタジオにより、無料で付いてくる写真の枚数はそれぞれ違います)、実際に写真スタジオでは数百カットもの撮影をします。様々なポーズで撮影してくれて、実際にプロのカメラマンの撮った写真はどれも素晴らしい仕上がりです。
撮影後に写真をチョイスするときには、実際に色々な写真が欲しくなってしまうもの・・・(^^; 本当に無料の範囲内だけの写真で済む人はかなり少ないです。
また、本人一人の撮影ではなく、家族写真を撮ったりすると、更に料金が加算します。
アルバム仕立てに加工したりすることでも、追加料金がかかります。
そして、肌の状態が良くなかったり(ニキビなど)すると、肌をきれいに修正したり、笑った状態の歯並びが良くない場合には歯も綺麗に修正したり・・・。実際にはデジタル加工で色々と綺麗に修正もできます。それらも追加で料金がかかります。
欲しい気持ちをぐっと堪えて、最低限の枚数を注文するか、せっかくの記念だから色々なポーズの写真を購入するか。
本人の希望次第になりますが、プラスで料金がかかるとしてもいくらまで、と、しっかりと事前に決めておくと良いでしょう。
まとめ
・成人式の前撮りの時期は、なるべく夏前がお勧め。
・そのためにも、レンタル衣装や撮影時期は早めに予約すると良いです。ただし、焦らずに、自分の納得いくものをじっくり選びましょう。
・特別に着物に思い入れがない場合は、レンタルの方が楽です。
・前撮り撮影の相場は、全て込みのセットプランで、8万円~18万円くらいで値段設定されていることが多いです。ですが、色々と追加料金がかかる場合が多いので、それも予算に入れておきましょう。
一生に一度の成人式の姿を残すのですから、自分の納得のいく前撮り撮影になりますように。