お弁当を前日に作り置き!冷蔵庫で平気?電子レンジがない場合は?

忙しい朝にお弁当を作るのは本当に大変ですよね。
夫が始発電車で出勤するくらい朝早い場合など、お弁当作りのために朝3時に起きなければならない!なんて・・・それが毎日だと大変で、お弁当作りが苦痛になってしまいます。
できれば前日の夜にお弁当を作り置きしておいて、朝はできているお弁当をそのまま持って行ってもらうだけ、という風にしておければ楽です。
でも、前日にお弁当を作り置きして大丈夫なのか、傷まないのか、美味しいのか・・・色々と心配ですよね。
前日にお弁当を作り置きしておくコツをお伝えします!

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お弁当を前日に作り置きするポイントは?

お弁当を前日に作る際の注意事項として、長時間置く際の雑菌繁殖を防ぐのが一番大切になります。

・生野菜・生の果物を入れない。
・水分の多い食材は避ける。(汁気はしっかり切ってから詰める)
・揚げ物、炒め物、焼き物など、しっかりと火を通したおかずにする。
・味付けは濃い目にする。甘辛くしたり、塩味をしっかりつける。
・防腐効果のある食材をうまく使う(梅干し・お酢・生姜・カレー粉・大葉・ワサビ・カラシ等)
・食材を詰める際に手で直接触れない (おにぎりも避ける)
・お弁当箱やおかずケースなどはしっかり洗浄し、乾かす。ゴムパッキンもしっかりと洗う。
・マヨネーズやタルタルソースは傷みやすいので味付けに使わない。

お弁当箱に前日の夜におかずを全て詰めてしまって、朝持って行くだけ・・・だと、朝台所に立つ作業が減り、かなり楽ですね。

一番良い方法は、前日の夜にお弁当を作り、冷蔵庫に入れておきます。お弁当箱は電子レンジ可のものにしておきます。
そして朝、お弁当箱ごと一度電子レンジでチンして、しっかりと再加熱することです。(アルミカップは電子レンジで使えないので、耐熱性のシリコンカップや紙製のカップを利用するようにしましょう)
その後、しっかりと冷ましてからフタを閉めます。きちんと冷ましてからでないと、お弁当箱の中が蒸れてフタに水蒸気が付き、食材が傷む原因になります。
こうすることで、朝一旦しっかりと加熱されているために、そのまま常温で持って行くことができます。

ご飯は一度冷蔵するとカチカチになってしまいます。ひと手間かかりますが、ご飯だけは朝炊いて、炊き立てをお弁当箱に詰め、おかず同様しっかりと冷ましてからお弁当箱に詰めるのが、一番美味しく食べられます。

朝、お弁当を温めなおして冷ます時間がない場合は、冷蔵庫に保管しておいたお弁当を、温まらないように、冷えた状態のまま保冷バッグで持って行きます。保冷剤や凍らせたペットボトル等を一緒に入れて、お弁当の温度が10℃以下に保てるようにしておきます。
そしてお昼に、職場の電子レンジでチンしてから食べるようにします。
おかずはチンしなくても、冷えたままでも問題なく食べられますが、ご飯だけは、一旦冷蔵してしまうとカチカチパサパサになるので、チンしたほうが良いです。

(お弁当を食べるときに電子レンジが使えない場合のコツは、後ほど解説します)

お弁当を前日に詰めて冷蔵庫に入れておけば大丈夫?

前日にお弁当を作り、それを冷蔵庫に入れておき、朝冷蔵庫から出してそのまま常温で持って行く・・・というふうにする人がいますが、それはやめましょう。

食品を傷まないようにするためには、温度を変化させないことが大事です。

冷蔵したものを常温に戻すと、腐敗が早く進んでしまいます。
冷蔵庫に入っている間は、細菌は活動しないでじっとしているのですが、常温になった途端に、細菌は持っていた活力を一気に出すためです。

前日にお弁当を作り、冷蔵庫に入れておいた場合は、常温に戻らないように冷蔵の状態のまま持って行くようにしましょう。
先にも書いた通り、保冷バッグに入れて持って行くようにします。
細菌の活動は10℃を超えると活発になってくるので、10℃を超えないようにしておけば安心です。

また、作ったお弁当を冷蔵庫に入れるときに、温かい状態のまま入れないことです。
温かいまま詰めて冷蔵庫に入れると、温度変化でお弁当箱の内部に結露ができて、それが傷む原因になってしまいます。
しっかりと冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。

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お弁当を前日に作って温めなおしに電子レンジがない場合はどうする?

朝、作り置きしておいたお弁当を一度電子レンジでチンして冷ましたり、ご飯だけは朝炊くのが良いのは分っていても、それだけでも忙しい朝は面倒なもの・・・。
とにかく全て用意して、ご飯も全て詰めて、「朝は持って行くだけ」にしておければ、それが一番楽ですよね。
でも、ご飯は一度冷やすと不味い。職場に電子レンジがあれば問題ないけれど、必ずしも電子レンジがある環境だとは限りませんね。

朝、温めなおしをせずに持って出る。
そして、職場でも電子レンジでの温めなおしができ無い。
そんな場合は、お弁当全てを冷凍して持って行くのも一つの手です。(むしろ、朝作って温かいご飯やおかずをそのまま弁当に詰め持っていくより食中毒の予防になります)

夜にお弁当を作り、しっかりと冷ましたら冷凍して、朝は解凍せずにそのまま持って行きます。室内常温に置いておくと昼には自然解凍されています。

おかずを凍ったままお弁当に入れたり、お弁当自体を凍らせて持っていくと、若干解凍時に水分が出やすくはなりますが、問題あるほどではなく、普通に食べることができます。

何よりお弁当の温度がずっと10℃以下に保たれているために、細菌の繁殖も抑えることができます。

おかず全てを冷凍する際のポイントとして、冷凍に向いて、自然解凍でもおいしいおかずにすることです。

  • 冷凍向きのおかず

・出汁巻き玉子
・ひじき煮
・かぼちゃの煮物
・切り干し大根の煮物
・ホウレンソウ
・パスタ
・とんかつ
・から揚げ
・きんぴらごぼう

冷凍に向かないおかずとしては、こんにゃく・豆腐・かまぼこ等です。水分が凍って繊維だけになり、食感がボソボソになって美味しくありません。
あと、レタス、きゅうり、セロリ、トマト等の生野菜も冷凍に向きません。(生野菜は夏のお弁当食材としても基本NGですので避けましょう)
いも類も低温障害を起こして腐りやすくなります。

また、市販されている冷凍食材で、自然解凍で食べられるものはそのまま入れて大丈夫ですが、加熱してから食べなければならない食材に関しては、冷凍食品でも一旦きちんと加熱し、冷ましてから詰めるようにしましょう。

ご飯は普通に炊いたものを一旦冷凍してしまうと、自然解凍してもカチカチになって美味しくありません。
そのために、

  • 普通の白米にもち米を混ぜて炊く
  • 普通よりも水を多めにして柔らかめに炊く

そうすることによって、自然解凍したご飯もカチカチにならずに食べることができます。

油分があることでパサパサ感を減らすことができるので

  • ご飯に少量のサラダ油を混ぜる(酢飯の時に酢を混ぜる感覚で)
  • シャケなど、油分のある素材を細かくして全体に混ぜる

というのも良いです。

また、どうしても自然解凍したご飯が美味しくない場合、主食をご飯ではなくパンにするのも一つの手です。

一度冷凍したままのお弁当を持って行くと、どれくらいの時間でちょうどいい具合に自然解凍できるか目安が分ると思います。
それによって、お昼の食べごろにちょうど解凍されているように、朝、冷凍庫から出す時間を調整するようにしましょう。

まとめ

お弁当を前日に作り置きするコツはいくつかあります。

・冷蔵しておいたおかずを一度しっかりと電子レンジで加熱して、しっかりと冷やしてから常温で持っていく。
・ご飯だけは朝炊いて詰める。
・冷蔵しておいたお弁当を冷蔵状態のまま保冷バッグで持って行って、食べる前に電子レンジで温めなおす。
・お弁当を冷凍しておき、冷凍状態のまま持って行く。昼に自然解凍されて食べごろになる。電子レンジが無くても大丈夫。

また、細菌の繁殖を防ぐための工夫をしたり、冷凍向きのおかずにする・・・等で、前日にお弁当の作り置きが可能になります。

朝の負担が少なくなるように、前日のお弁当の作り置きを、色々と工夫していきましょう!

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