3歳の七五三のお祝い。
せっかくだから、写真スタジオで撮影して、素敵な可愛い写真を残してあげたいと思うのは、親心として当たり前ですね。
でも、いざ写真館に子供を連れて行ったら、普段はニコニコ人見知りもしない我が子が、機嫌が悪くなり大号泣!いくらあやしても「嫌、イヤ」で、全く撮影にならず・・・(泣)
仕方なく後日改めて撮影するということで、再予約。
実は、普段は写真大好きな子供でも、写真スタジオでは嫌がって泣きわめき、撮影どころではなくなる・・・というのは、珍しいことではないのです。
どうにかして、子供の機嫌を損ねずに、スタジオで3歳の七五三の写真撮影を成功させるには、どうしたらいいか。コツをご紹介します!
七五三の3歳の写真撮影を嫌がり泣く場合はどうしたらいい?
いつもは人見知りや泣いたりしない子供も、写真スタジオに来た途端に、騒いだり泣き叫んだり・・・そういう子は珍しくありません。
普段見慣れない場所・人・機械・洋服・・・小さい子供には、不安になる要素がいっぱいあるんですね。
大人がどんなに説得しても、「嫌、イヤ」と、泣きわめくばかり。こうなっては、もう大人が何をどうあやしても、効き目がありません(泣)
いつもカメラを向ければニコニコの我が子の泣きわめく姿に、親も困惑してしまいますね・・・。
写真スタジオのスタッフは、色々なタイプの子供の対応に慣れていますから、再度撮影にチャレンジする場合は、事前に色々と相談しておくと良いでしょう。
まず、子供には、写真を撮りに行くということを、何日も前からしっかりと言い聞かせておきましょう。3歳なら、ある程度話せば分かるはず。
「可愛くなるんだよ」「お姫様になるんだよ」と、とにかくご機嫌をとっておくこと。また、写真館のパンフレットなどで、綺麗に可愛く撮れている子の写真を見せて「○○ちゃんも、こんなに可愛く写真を撮ってもらおうね。楽しみだね」と話して、その気にさせておくようにしましょう。
また、昼寝の時間にかからないように、撮影は午前中に行くようにすると、少しでも機嫌が良い状態を保てるかもしれません。
飴など、ちょっと口に入れられるおやつや、お気に入りのおもちゃや人形も持参するようにしましょう。
それでも、いざ写真館に入ると、子供はその雰囲気に圧倒されてしまうもの・・・。
なのでまずは、いきなりメイクしたり着替えたりせずに、写真館の雰囲気に慣れることが大切。
着替える前に、最初に普段着で、リラックスした状態で、両親と一緒に家族写真を撮るのも良いでしょう。「撮影」と気張らずに、気に入ったおもちゃで遊んだりしながら、そういうシーンを自然に写してもらうのもいいですね。
着付けやメイクも、スタッフでなく、母親がするのも1つの手です。
3歳の子供は、着物も被布なので難しいことはありません。スタッフに手伝ってもらいながら、母親が着付ければ、子供の緊張も減らすことができます。
メイクも、ファンデーションなどはちょっと子供自身に塗らせたりすると、メイクの時間も楽しくなりますよ。
また、濃いメイクではなく、自然にささっと終わらせるのが良いでしょう。
ヘアも、嫌がるようなら、3歳ですから、髪飾りをちょっと付ける程度でも可愛いです。
スタジオでは、カメラに写らない範囲で、なるべく近くで母親が話しかけていると良いです。
また、気にいっているおもちゃや人形も、写真写りの良いもの(あまり汚れが目立たないような)でしたら、子供の隣に置いておくのも良いでしょう。
それでも、いざ写真を撮る、となったら、急に子供が委縮して泣き出すこともあるかもしれません。
そうしたら、最終手段として、カメラのシャッターを両親が押すように、スタッフに相談してみましょう。
スタッフに、カメラの位置やピントを固定しておいてもらい、スタッフは外に出てもらい、家族だけの状態になって、親にシャッターを切らせてもらうのです。
見知らぬ人がいなくなるだけでも、子供は緊張を解いてくれるかもしれません。
とにかく、子供の機嫌をいかに長くもたせられるか・・・。子供の機嫌は、本当に気まぐれなのでその時になってみないと分らないものですが。
スタッフには、色々と相談したり、希望を言ってみましょう。子供相手の写真スタジオですから、きっと色々と対応してくれるはずです。
(むしろ、こちらの希望を聞き入れてくれないような写真スタジオは利用しないで、色々と柔軟に希望を受け入れてくれる写真スタジオを探す方が良いかもしれませんね^^;;)
七五三の写真撮影は後撮りでも大丈夫?
写真は、七五三の前に焦って撮影する必要はありません。
一度写真スタジオが怖いという思いをしてしまうと、数週間後だとまだ子供のトラウマが残っているので、同じように撮影拒否して泣きわめく可能性も高いでしょう。
そんな場合は、思い切って時間を空けて、数ヶ月後に「後撮り」で再チャレンジするのも一つの手です。
写真スタジオは、1月は成人式、3月・4月は卒園・入学シーズンで混みます。
12月や2月が空いています。
なので、七五三が終わった後、12月か、もしくは翌年の2月頃に、ゆっくりと後撮りすると良いでしょう。
どうせなら、機嫌の悪いときに無理に仏頂面の写真を残すよりは、数ヶ月遅れでも、少しでもいい顔の写真を残してあげたいものです。
実際、数ヶ月で子供の顔付きって、全然違ってくるんですよね。数ヶ月でも大きくなった方が、好みもはっきりしてくるので、着物を選ぶ時も子供自身の意見がはっきりと出たりします。自分好みの着物を着ることで、きっと笑顔も格段に良くなるはずです。
大人になってから写真を見返せば、数ヶ月くらいの差で撮影したことは、大して気にならないでしょう。
実際に、子供がじっとしていられないいことから、4歳になってから3歳の七五三の写真撮影をする人もいるくらいです。
その方が納得いく写真が残せるんですね。
ただ、後撮りのデメリットの1つとして、「七五三当日のレンタル衣装と写真撮影のセット」というプランは使えないことです。
七五三当日の衣装はあくまでも自分で用意して、後撮りの日はその場で撮影だけ、ということになります。
でも当日撮影だけなら、プランによってはむしろ安く済みます。
七五三当日は、無理に着物でなく、洋服でもいいのですから。
七五三の着物を嫌がる場合はどうしたらいい?
写真館で無理に着物を着せられた・・・というイメージが子供についてしまうと、しばらくはトラウマで、着物を着ることを嫌がってしまうかもしれませんね。
あまりにも着物を嫌がる場合は、七五三当日に、無理に着物を着る必要はないかもしれません。
七五三は、着物でなければお祝いできない、ということはありません。
七五三当日は、ちょっとおしゃれなお洋服でお祝いしても良いのです。
神社にお参りに行くのに、慣れない着物を着て子供が疲れてグズったり、暴れて着物が着崩れて無残な姿になってしまっている子供も良く見かけるものです。
まだ3歳なのですから、神社へのお参りは洋服でも良いでしょう。
洋服で出かけた場合、子供さんは、自分以外の子供がたくさん着物を着ている様子を見ると、もしかしたら「やっぱり自分も着たい」という気分になるかもしれません。
そして、数ヶ月ほど時間が経ってから、先ほど説明したような後撮りなどで着物姿に再チャレンジすると、案外スムーズに行くかもしれませんよ。
まとめ
子供の3歳のお祝いには、やっぱり写真スタジオで素敵な写真を残してあげたいもの。
でも、まだまだ3歳。スムーズに撮影できない可能性は大きいです。
そんな時は、写真スタジオのスタッフに、色々と相談したり、こちらの希望を伝えたりしましょう。子供が少しでもリラックスできる雰囲気作りをしてあげましょう。
どうしても嫌がる場合は、時間を空けて、ゆっくりと後撮り撮影で再チャレンジしましょう。
七五三当日は、洋服でも大丈夫です。
子供には決して無理強いせずに、楽しい七五三の思い出を残してあげて下さい。