愛犬がカーペットに粗相してしまった・・・。
犬のおしっこにはマーキングの意味もあるので、どうしても臭いがキツいものです。
フローリングなら簡単に拭き取れるものの、カーペットの場合は染みこんでしまって、なかなか完璧には臭いも染みも取れないのがやっかいですよね。しかも、洗濯できない大きなカーペットはなおさら・・・(泣)
何度水拭きをしても、市販の消臭スプレーを吹きかけても完璧に臭いが取れず、困ってしまうこともあるのではないでしょうか。
また、しっかりと掃除してその時は臭いは消えても、何日かしたらまた臭ってくる・・・ということもあります。
カーペットに粗相してしまった犬のおしっこの臭い、染みを、完璧に取り除く方法をお伝えします!
犬がカーペットに粗相してしまった時の対処法は?
犬がカーペットにおしっこをしてしまった場合、まずはおしっこを徹底的に吸い取りましょう。
この時、ゴシゴシとこするように吸い取るのはNG。こすってしまうと、逆におしっこがどんどんカーペットに染みこんでしまいます。
トイレットペーパーか雑巾で、押し付けるようにして吸い取ります。トイレットペーパーは、染みこんでこなくなるまで何度も替えて吸い取ります。雑巾の場合は、一度吸い込んだら新しい部分に変えて更に吸い込ませる・・・を繰り返します。
吸い込んでこなくなったら、次は、おしっこした場所にお湯をかけます。そして、染みこんだお湯を再度吸い取っていきます。
トイレットペーパーや雑巾に水分が付いてこなくなったら、最後は足でグイグイと踏みこむようにして、「これ以上は水分が付いてこない」というところまで、とにかく徹底的に水分を吸い取りましょう。
お湯をかけて吸い取る・・・は、2~3回繰り返すとより効果的です。
こうすることで、かなりのおしっこがカーペットから抜けます。
しかし、まだ完ぺきではありません。
この後に、しみ抜きと消臭対策を徹底的にやることで、おしっこの痕跡を消すことができます。
カーペットの染み抜き対策は犬のおしっこの場合どうすればいい?
上記の方法でおしっこを吸い取ってもまだ粗相の染みが残る場合は、市販のカーペットクリーナーを使うのも良いでしょう。
手軽にしみ抜きする方法としては、以下の酸素系漂白剤を使う方法がお勧めです。
1. 50度前後のお湯1リットルに対して、粉の酸素系漂白剤(「ワイドハイター粉末タイプ」や「カラーブライト」など)を大さじ2~3杯を溶かした液を作ります。
2. 漂白剤液にタオルを浸して軽くしぼり、カーペットをトントンと叩きながら濡らしていきます。
3. 濡れたまま1~2時間放置します。
4. 乾いたタオル→濡れタオル→乾いたタオルと交互に使って、漂白剤を薄めて、水分を取ってください。
5. 最後は乾いたタオルで、足でグイグイと踏みつけるようにして、残った水分を徹底的に吸い取ります。
6. ドライヤーを使って、しっかりと乾かしましょう。
※ 5の時点で、まだ染みが残っているようでしたら、1~5を繰り返して下さい。
犬の尿の消臭はカーペットではどのようにすれば良い?
染み抜きが終了したら、最後は消臭対策をします。
一番手軽なのは、お酢と重曹を使う方法です。
1. お酢と水を1対1の割合で混ぜた液を作ります。 天然のクリーニング剤である酢にはオシッコのアンモニア臭を取り除く働きがあります。
2. カーペットの粗相部分に、酢の溶液を振りかけるかスプレーします。酢の溶液を染みこませる為に10分以上そのままにして下さい。
3. 乾いたタオルを押しあてて、水分をしっかりと吸い取ります。
4. 酢の溶液を吸い取ったら、湿っている部分に少量の重層を振りかけます。重層は昔から匂いを中和する働きがあるといわれています。約15分ほどそのままにします。
5. 15分たったら、掃除機で重層を吸い取ります。
また、手軽な方法としては、ペット用の消臭剤を利用するのも良いです。
ただ、本当に効果のある消臭剤でないと、完璧に消臭できなかったり、その時は臭いが消えても何日か経つとまた臭ってくる、ということがあります。
個人的に一番重宝している消臭剤が、「ピーピークリーナー」という、とにかくアンモニア臭に抜群の効果がある消臭剤です。
病院の泌尿器科で、トイレのアンモニア臭に対してどんな製品を利用しても効果が無かったところ、この「ピーピークリーナー」を使用したところ初めて臭いが無くなったという優れもの。
もちろん、ペットのおしっこにも使用できます。その病院の看護婦さんでペットを飼っている人が、全員この「ピーピークリーナー」を購入したほど。
アンモニア臭対策としては、これ以上のものはなかなか見つけられません。
「ピーピークリーナー」の優れた点は、アンモニア臭を他の物質に変えて根本的に消すということ。他の消臭剤のように、別の臭いでごまかすというものではありません。
また、粗相から時間が経ってしまったおしっこの臭いも消してくれます。
アンモニア以外の臭いに対して効果は期待できないのですが、とにかくアンモニア臭に対しては抜群の効果です。
このような消臭剤を利用すれば、犬がカーペットに粗相してしまった時も安心で、掃除対策に神経を使わずに済みますね。
まとめ
愛犬がカーペットに粗相してしまった場合
1. おしっこをしっかりと吸い取る
2. 染み抜きをする
3. 消臭対策をする
それらの手順をしっかりとすることで、完璧に粗相の形跡を根本から消すことができます。
対策できることが分かれば、愛犬が粗相をしてしまった時も神経質になることもなく、安心ですね。
染みも臭いもないカーペットで、これからも愛犬と快適な生活が送れますように。
愛犬が畳に粗相をしてしまった場合の対処方法は、以下をご覧ください。