お盆の富士山の混雑は?日帰りは可能?お勧めルートは?

富士山登山は、日本人なら誰でもチャレンジしたいものです。
でもテレビで放送される富士山登山は、いつも激混みの様子ばかり・・・。
特にお盆しか休みが取れなくて、お盆しか富士山に行く機会がない・・・という場合、「お盆時期に富士山は無謀?」「混んでいて前に進めないのでは?」と思ってしまいます。
でも、混んでいるからと言って、毎年毎年諦めていたら、結局いつまでも富士山登山ができないまま・・・。
この夏は、思い切ってお盆に富士山をしよう!と思ったら、まずは日帰りで行くことを考えてみましょう。そして、比較的人が少ない時間帯やルートを狙っていけば、日帰り富士山登山は可能です!

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お盆の富士山登山はどれくらい混雑する?

お盆の時期は、噂されている通り、富士山は大混雑します。富士山が一番混雑するのが8月のお盆の時期です。

昼も夜も登山客が絶えることは無く、空いている穴場の時間は無いと言えるでしょう。
そんな中、特に混雑するのは、頂上でご来光を見るために登る人の渋滞。8合目辺りから山頂まで大混雑で、全く前に進めない状態になります。
1歩足を出したらそのまましばらく止まり、また足を1歩出してはしばらくそのままの姿勢で止まり・・・という状態。
日の出までに頂上に到着できない可能性もあります。

なので、お盆の時期は「頂上でご来光を拝む」ことは、まず考えない方が良いです。

逆に、日の出の時刻に頂上という時間帯を外し、比較的空いているルートを選べば、お盆時期でも富士山登山は可能です。

また、シーズン中のほとんどの日にマイカー規制が行われるので、5合目まで直接マイカーで行くことはできません。
マイカーで行く場合、少し離れた駐車場に止めて、そこからシャトルバスで各登山道の5合目まで行くことになります。
混雑にその分の時間もプラスして考えなければなりません。

お盆の富士山で日帰り登山は可能?

お盆の時期は、山小屋も大混雑。1泊登山をしたくても、予定を立てる時点で既に山小屋が満室、という可能性もあります。
当然、当日いきなり山小屋に行っても断られます。
しかも、お盆時期の山小屋はMAXで人を詰め込むので、雑魚寝状態で、見ず知らずの人と密着状態!?で寝なければなりません。

常に物音がしたり、熟睡できる人は少ないです。中途半端にウトウトしたために、高山病にかかってしまう人もいます。

むしろ、山小屋で1泊するより、のんびりな行程で日帰り登山の方が楽だった、という意見もあるくらいです。

無理な行程を組まない限り、富士山は日帰り登山が可能です。

日の出の少し前に5合目を出発し、お昼前後に山頂に到着する。山頂でゆっくり過ごし、午後2時くらいに下山開始。日没時間くらいに5合目に戻ってくる・・・というスケジュールですと、無理なく日帰り登山できてお勧めです。

また、日帰りの場合、特に山小屋を予約しているわけではないですし、天気が悪ければ無理に決行する必要もなく、「また別の日にしよう」と気が楽ですよね。
それに、登山に無理は禁物なのは言うまでもないです。日帰りなら「辛かったら下りればいい。登れる所までとりあえず行ってみよう」と、気楽な気持ちで行くことも可能ですね。

お盆の富士山の日帰りお勧めルートは?

日帰りでのお勧めルートは、「富士宮ルートで登り、御殿場ルートで下山する」というルートです。

登りが富士宮ルートが良い理由は、全ルートの中で一番高い地点か登り始めることができて、山頂までの距離も短いからです。また、混んではいるものの、一番混雑する吉田ルートよりは人が少ないです。
その分、他のルートより斜度が急な箇所が多いのですが、いずれにしてもお盆の時期は混んでいて、あまりスイスイ登ることはできません。混んでいることで、必然的にゆっくり上ることになるので、急な斜度もそれ程大変ではないです。
富士宮ルートは登と下りが同じルートでもあるので、譲り合ったりして立ち止まることもしばしば。その間に水分補給したり、携帯酸素を吸ったり、休憩にもなります。

下山が御殿場ルートがお勧めな理由は、「一番楽だから」です。
登りに関しては、御殿場ルートが一番大変なので、登りには絶対にお勧めしませんが(笑)、下りは断然御殿場ルートです!
御殿場ルートの下りは有名な大砂走りで、一気に下山することができます。本当に、登りにあれだけ時間をかけたのは何だったのか・・・と思うくらい、ラクチンです。
そのまま行きと同じ富士宮ルートを下山していくのも良いですが、岩場を下ることによって、膝への負担も大きいですし、時間もかかります。御殿場ルートで、富士登山ならではの大砂走りの爽快感を、ぜひ味わって頂きたいところです。

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そして、「富士宮ルートで登り、御殿場ルートで下山する」場合、出発地点と帰着地点が別々になるわけですが、その対処方法は、マイカーの場合、「御殿場口の5合目駐車場に車を止め、タクシーで富士宮口5合目に移動する」という方法です。

まずは御殿場口の5合目の駐車場に止める(御殿場口のみマイカー規制が無く、直接登山口脇の駐車場に行けます。)早朝3時半くらい到着がお勧め。

御殿場口から、タクシーで富士宮ルートの5合目まで行く(マイカーは無理ですがタクシーは5合目の登山口まで乗り入れ可能)
所要時間はタクシーで30分くらい。(6000円~7000円)

4時前後に富士宮ルートの5合目到着。1時間ゆっくり準備などして過ごし、高度順応させる(高山病予防のためにも、はやる気持ちを抑えて、しっかり1時間は時間を置いてください)
5時くらいに登山開始!

ゆっくりと登山。1時間で1キロペースなくらい、ゆっくりと登りましょう。昼前後に頂上に到着。

山頂を満喫しましょう。体力の余裕を見て、お鉢巡りなどするのも良いですね。(お鉢巡りの所要時間は1時間~1時間半)

14時くらいに、下山開始。下山は御殿場ルートを利用。

御殿場ルートの下りは大砂走りで爽快!下山がとても楽です。富士宮ルートを下山するよりお勧めです。
特に問題なければ3時間くらいで下山できます。
17時くらいには御殿場口5合目に到着。

車は御殿場口の駐車場に止めてあるので、下山後すぐに車に乗ることができ、帰りはラクチン!というわけです。

また、気になるのが、早朝に御殿場口の5合目に着いた時に、富士宮口への移動のために「タクシーが拾えるか?」ということですが。
確かに、早朝にタクシーが待機している可能性は少ないです。なので、到着時間のメドが付いた時点で、事前にタクシーを呼んでおくのがベストです。
御殿場口の茶屋脇に公衆電話とタクシー会社の案内がありますが、到着してからタクシー会社に連絡していては時間がもったいないので、事前に予約しておく方が安心ですね。

御殿場口の5合目に呼べるタクシー会社

 こだまタクシー    電話 0550-82-2740
 富士伊豆急タクシー  電話 0550-89-1110 
       フリーダイヤル 0120-249-003
 御殿場タクシー    電話 0550-82-1234
 光タクシー      電話 0550-82-2777
 伊豆箱根登山ハイヤー 電話 0550-82-0091

事前に携帯にタクシー会社を登録しておきましょう!

御殿場ルートは、登りが一番キツいルートのため、登山者が一番少ないルートです。なので、御殿場口の5合目駐車場は、満車になることはほとんどないのですが、昨年(2014年)から登山口に一番近い第一駐車場が、大型バス専用になってしまいました。なので、第二駐車場か第三駐車場に止めることになります。満車になる可能性は少ないですが、お盆時期ですと、もしかしたら満車の可能性もなきにしもあらず・・・です。
御殿場口の駐車場が満車だった場合は、富士宮ルートの駐車場である、水ヶ塚公園駐車場へ行き、そこからシャトルバスで富士宮ルートの5合目まで行きましょう。(ただし、シャトルバスの始発は朝6時。それより早くに登山口へ行きたい場合は、タクシーを利用することになります。)
その場合は御殿場口に車が無いため、御殿場ルートで下山した場合は、御殿場口5合目からまたタクシーで水ヶ塚公園駐車場へ行くことになります。

まとめ

お盆時期の富士山登山は、混んでいるからと諦めず、日帰りで計画してみませんか?
御殿場口の駐車場に車を止める → 富士宮口までタクシーで移動 → 富士宮ルートで登る → 御殿場ルートで下山
というルートが、日帰りの工程ではお勧めです。ぜひ参考にして下さい。

言うまでもなく、無理は禁物なので、体力と相談しながら、気持ちに余裕をもって、富士山登山にチャレンジして下さい!

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