「マンションでついに自治会の役員になってしまった今年。住民の希望で、最近流行ってきたハロウィンイベントを子供向けに開催することに!」
「何しろ自治会役員も初めてだし、ハロウィンイベントも初めてだから、何をどうしたら良いか・・・!?」
子供が各家庭を回ってお菓子をもらうハロウィンイベントは、マンションの住民同士が交流をはかるとても良いきっかけになります。ぜひ楽しいハロウィンイベントを企画したいものです。
しかし、色々なタイプの住民が集まるマンション。何か問題があると、苦情も出かねません。
楽しいイベントを企画するにはどうしたらいいか。その時に注意することは?
しっかりと抜かりの無い計画を立てましょう!
マンションでハロウィンイベントを企画しよう!
ハロウィンのイベントと言えば、子供が仮装して各家庭を回って「トリック・オア・トリート」と言い、お菓子をもらう・・・というのが一般的ですね。
子供がいる家庭同士は、それなりに顔見知りだったりするでしょうが、マンションの中には子供さんがいない家庭もあります。ハロウィンで子供が各家庭を回ることは、普段交流が無いご家庭とも親交を深められる良い機会になりますね。
でも、そういうイベントに興味が無い、参加したくない、という人がいるのも事実です。
なので、企画の最初の段階としては
イベントに参加希望の子供
イベントで子供にお菓子を配ってくれる家庭
イベントのスタッフとしてお手伝いを希望してくれる大人
・・・のアンケートをとることです。
そして、当日はお菓子を配ってくれる家庭の玄関には目印のステッカーを貼ってもらいます。子供は時間を決めて、ステッカーのある各家庭を回ってお菓子をもらう、という流れが一番楽しめるでしょう。
ハロウィンイベント企画で注意することは?
- まず、事前に各家庭にポスティングなどでアンケートを配布します。
・参加希望の子供
・子供にお菓子を配ってくれる家庭
・スタッフとしてお手伝いを希望してくれる大人
その3つにつき、アンケートをとり、回収します。そして、参加人数をしっかりと把握します。
子供は小学生以下、中学生以下、など、しっかりと年齢を決めておくと良いでしょう。
- 自治会からイベントに予算が下りるようでしたら、お菓子配布の家庭に還元
子供にお菓子を配りたいけれど、全部自腹では・・・と躊躇する家庭もあるかもしれません。
イベントとして自治会から予算が下りるなら、参加希望の家庭に少しでも謝礼として渡すようにすると良いです。
- イベント時間は土日の夕方が最適
今年2015年は、ハロウィンの10月31日が丁度土曜日なので、ハロウィン当日にイベントができて最高ですね。
夕方頃が、お菓子を配ってくれる各家庭も家にいやすい時間です。また、夕飯時だと迷惑になります。なので、夕飯前には終了できる夕方頃が、一番良い時間帯でしょう。
- お菓子配布の家庭には事前にステッカーを配布
自治会で用意したステッカーを、当日は玄関に貼ってもらいます。
子供はそのステッカーのある家を目印に回るようにします。
- 子供は仮装してもらうと盛り上がります
せっかくのハロウィン。仮装したくても、実際にイベント等が無いと仮装して出かける機会はないもの。
この機会に、子供には仮装を楽しんでもらいましょう。
もちろん、仮装は強制ではなく、普段着でもOK。
仮装の種類も、特にお化けや魔女などに拘らず、自由で良いでしょう。
- 子供がお菓子をもらう時間は1時間がベスト
まず、時間を決めて、マンションのエントランスか集会所に子供に集まってもらいます。
そして、注意事項をしっかりと説明します。
・ステッカーの貼ってある家にだけ行くこと。
・お菓子をもらう時は「トリック・オア・トリート」ということ。(ここでトリック・オア・トリートの言葉の意味も説明してあげると面白いですね。)
・お菓子をもらったら、きちんとお礼を言うこと。
・お菓子はその場では食べずに、家まで持ち帰ること。
・マンションの通路では騒がずに静かに移動すること。(中には具合の悪い人などもいること)
・1時間経ったらきちんとこの場所に戻ってくること。
それらを説明してから、子供を送り出します。
時間は集合してから再度戻るまで、1時間位が良いです。それ以上短いと物足りないですし、1時間以上は子供のことですから飽きてきます。
お菓子を配る家庭も、拘束時間が1時間程度なら負担ないでしょう。
- スタッフはマンションの通路各所に待機
いくら「静かに移動すること」と説明しても、子供たちはどうしても興奮して騒いでしまうもの。
なので、マンション内の各階やエレベーターホールなどに、スタッフの大人が見張り役として待機していると良いです。子供たちが騒がしいようなら、その都度静かにするように注意しましょう。
何か予想外のトラブルが起こったとしても、すぐに対応することができます。
- 終了したら再度集まり、記念撮影
流れ解散にせずに、一旦また子供たちに集まってもらうと良いです。それにより、子供たちの様子からこのイベントが成功だったかどうかも、判断できますね。
そして、せっかくなので、たくさんもらったお菓子と共に、みんなで記念撮影すると良い記念になります。
ハロウィンで子供に配るお菓子の量は?
配布してもらうお菓子は、基本的に各家庭ごとに用意してもらうのが良いでしょう。
自治会側でお菓子を用意し、それを配ってもらう、という方法もありますが、お菓子の内容がワンパターンになりがちです。各家庭の判断に任せて用意してもらった方が、バラエティーに富んだお菓子が集まり、子供たちも嬉しいでしょう。
アンケートが戻って参加する子供の人数が分かったら、お菓子配布してくれる家庭に人数を連絡しておきます。
また、用意してもらうお菓子は、以下の点に注意してもらうように、各家庭に案内しておきましょう。
- 手作りでなく市販のものを
もし子供がお腹が痛くなった・・・などとなった場合、それが原因でないにしても、手作りお菓子があった場合はどうしてもそれが原因視されてしまいます。
トラブルを避けるためにも、お菓子は市販のものを用意してもらいます。
- 個包装されたお菓子
配りやすいように、むき出しでなく個包装されたお菓子にしてもらいます。また、むき出しのお菓子ですと、子供がその場で口に入れてしまいます。
- 一人1個
子供一人に飴1個、という感じで、小さいお菓子1個にしてもらいます。
飴1個、クッキー1個、キャラメル1個、おせんべい1枚、うまかぼう1本、小さいポテトチップス1袋・・・等。
子供は何件も家を回るので、各家庭でもらえるお菓子は小さいお菓子1つで充分です。
中にはついたくさんあげたくなってしまう家庭もあるかもしれませんが、子供のお菓子食べ過ぎ防止のためにも、小さいお菓子1つにしてもらいましょう。
「大袋菓子から1個ずつ」という感じで充分。その程度なら配布してもらう家庭にも金額的に負担がかからずに済みますね。
- お菓子でなくてもOK、ということにしても・・・
お菓子に限らず、手芸の得意な人には、手作りの小さいストラップなどを用意してもらうのも、面白いかもしれません。
まとめ
マンションで初のハロウィンイベントともなると、うまくいくか、終わるまでは気になるものですね・・・。
なるべく協力者を募って、みんなでワイワイ相談しながら、ぜひ楽しいハロウィンイベントを成功させ下さい!
しっかりと企画して、住民の方にイベントの趣旨を理解してもらえれば大丈夫!
子供たちが楽しめれば、「ぜひ来年も!」「今年は参加できなかったから来年はぜひ!」という声が出るかもしれませんね。