定期的にプールに通うようになると、「プールの塩素って髪に良くないのでは?」と、気になりますよね。たま~にプールに入るならまだしも、運動のために週に2~3回、頻繁に通うようになると、段々と髪質が悪くなってくるような気がします。
市営プールなど、出た後にシャンプーや石鹸を使えない施設の場合は、シャワーで流すだけでは塩素が完璧に落ちていないような気もしますよね。
プールの塩素を侮ってはいけません。髪の毛のためにも、しっかりとケアをして、塩素による髪の毛のダメージをなるべく減らすようにしましょう。
プールの塩素は髪の毛に悪影響!?
塩素は強い殺菌効果があるということから、人が多く集まるプールでは、必要不可欠とされています。
塩素は、いわゆる台所用等の漂白剤と同じ成分と言えます。プールでの塩素濃度の基準は定められていますが、それでも髪の毛や皮膚に対する影響はかなり大きいです。
悲しいことに、民営のスポーツジムなどのプールより、市営プールの方が塩素濃度はやや高いことが多いです。
プールから出た後に髪の毛がきしんで、髪の毛に指を通しても引っかかって、プチッと切れてしまったり・・・そういう悩みを抱えている人は多いです。
プールの塩素で髪の毛が茶髪になる!?
個人差はありますが、頻繁にプールに入っていると、髪の毛が塩素により脱色されて、段々茶髪になってきます。
塩素に漂白作用があるからです。
黒い髪の人が「明るく染めた?」と言われるほど。インストラクターや選手などで、何年間も毎日のようにプールに入っている人中には、金髪に近い状態にまでなる人も・・・。
また、白髪染めなど、髪の毛を染めていても、退色が早くなってしまいます。
プールの塩素から髪を守るケア方法
しっかりと塩素から髪の毛をケアしていれば、痛みや脱色を抑えることができます。
プールに入る前の予防策
なるべく髪の毛をプールの塩素で濡らさないようにします。
髪の毛が乾いた状態でキャップをかぶると、キャップの中に入ってくるのはプールの塩素の強い水になってしまいます。
なので、予めシャワーで髪の毛を濡らしてからキャップを被るようにします。その方がむしろプールの水の浸入を抑えられます。
また、キャップはメッシュタイプとシリコンタイプの両方を使うのがお勧め。
1、まず、しっかりと髪の毛を濡らす
2、メッシュタイプのキャップを被る
3、ゴーグルをつける
4、その上から、更にシリコンタイプのキャップを被る。耳までしっかり覆うように被ります。
また、髪を保護するために、髪を濡らした後に、椿オイルなどの精製油か洗い流さないタイプのトリートメントを髪に付けておくのも効果的です。
ただ、プールによってはヘアケア剤を付けることが禁止されている場合もあるので、その時は無理ですが・・・。その場合はとにかくキャップをしっかり被ることを心がけて下さい。
プールから出た後のケア
シャンプーが使えない場合は、とにかくシャワーでしっかりと洗い流します。何よりこれが一番大事です。
そして、シャンプーの変わりに「レモン水」を使って下さい。
・レモン水の作り方
500ccのペットボトルに水を入れます(水道水でOK)。そこに、5分の1くらいに切ったレモンを軽く絞って果汁を入れます。絞る量は料理に少し入れるくらいのイメージです。(レモン果汁はあまり入れすぎないようにして下さい。レモンの酸が強過ぎると、却って髪を傷めることになるので)
このレモン水は、塩素によって髪がアルカリ性になっている時に酸性に戻してくれる効果があります。
なので、シャンプーしてからだと、むしろ効果が無いんですね。
シャンプーができないプールの時、シャワーで流した後に髪にこのレモン水をなじませます。そうすると、塩素が除去されてかなり指通りが良くなります。
作り方はとっても手軽。シャンプーが無理なプールでも、ただの水にほんのちょっとレモン果汁が入っただけのものでしたら、使えますね^^
そして、家に帰ってから、お風呂で改めてシャンプーとトリートメントをしましょう。
プールに入った日は、普通のリンスよりもしっかりとトリートメントをするのがお勧めです。
今は塩素を落としてくれるシャンプーもありますので、それを使うのも効果的ですね。
プールから出た後のケアをしっかりすれば、かなり髪へのダメージが軽減されますよ。
まとめ
塩素は髪の毛に良くないから、プールは辞めようか・・・と思うのはもったいないです!
健康のため、たるんできたボディラインの引き締めのため(!?)、には、プールでの泳ぎや運動は最適なので、きちんと続けたいもの。
しっかりケアして(特にプール後の塩素除去が一番大事です)塩素に負けず、日々のプールライフを楽しんで下さい。