運動会に行きたくない、嫌いな子供にどう対応する?ビリの時の言葉かけは?

運動が苦手な子供さんにとっては、運動会は苦痛以外の何ものでもないですよね。
運動会が近付くと、「運動会嫌だな。行きたくないな。」と、グチグチ・・・。そんな時、母親として子供にどう接すれば良いでしょうか?
子供の運動会嫌いが少しでも減る方法を、考えてみましょう。母親の対応次第で、子供さんが伸び伸びと運動会を楽しめることもあれば、逆に重荷になってしまうなどマイナスに作用することもあります。
また、運動会当日、子供がビリだった場合に親はどんな言葉をかければ良いか、適切なフレーズもご紹介します!

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運動会に行きたくないという小学生の子供にどう接すればいい?

まず、子供さんがなぜ運動会が嫌なのか、その気持ちを否定せずにしっかりと聞いて、受け止めてあげましょう。
足が遅いからクラス対抗リレーが嫌、徒競走が嫌。組体操で一人だけできなくて、みんなに迷惑をかけるから嫌・・・。運動会に行きたくない理由は、色々とあることでしょう。
「そんなこと言わないで頑張りなさい」などとプレッシャーを与えてはいけません。母親が否定せずに自分の気持ちを受け入れてくれる、というだけで、子供は安心します。
むやみに一方的に「頑張って」というのは禁物です。

運動会はほとんどが、集団で行う団体競技。徒競走などは個人競技のようでもありますが、点数が組に加算されたり、徒競走の順位もやはり全体に影響しますよね。

なので、「運動会はチームワークなのよ。だから○○ちゃんが抜けるとチームワークが崩れるの。それだけあなたの存在は大きいのよ」と、子供一人の存在が大切なことを、話してあげましょう。
そして、「運動会は1番になることより、みんなで一緒に楽しむことが重要なの!あなたが思いっきり楽しんでくれたら、お母さんが1等賞をあげるよ!」と、結果よりもみんなで楽しむことが一番だということを伝えましょう。

子供が苦手な競技があったら、家では親が一緒にその競技の練習をしましょう。
走るのが遅かったら、毎日少しでも一緒に走りましょう。
組体操が苦手だったら、一緒に練習しましょう。
とにかく、親も子供と一緒に、運動会の種目を理解します。
あくまでも「頑張って練習して当然」という態度は絶対にNGです。頑張って練習したら、「すごいね、よく頑張ったね。」と、しっかりほめてあげましょう。
「他のみんなよりもたくさん練習した」ということで、子供さんの自身に繋がります。

そして、子供が練習を頑張ったら「○○ちゃんが頑張ってくれるから、お母さんもすごく嬉しいよ。」と、母親も喜んでいることを伝えましょう。練習を頑張ることが自分だけでなく周りにも良い影響を与えている、というこで子供も喜びます。

また、例えば足が遅い場合でもダンスは得意、という場合など、1つでも得意な種目がある場合は、その得意種目を伸ばしてあげましょう。
できないことを話すより、「あなたはダンスが得意だから、それだけでもすごいことだよ。」と、できることを目一杯褒めてあげることです。
走る練習をしたら、その倍、楽しくダンスの練習をすると、子供の自信につながります。

また、父母が参加する競技がある場合は、積極的に参加しましょう!運動が苦手でも、悲惨な結果であろうと、親も逃げずに競技に参加する姿を見せることで、子供も「自分もやろう!」という気持ちになってくれるはずです。

運動会当日は、とにかく子供の大好きなものがたくさん詰まったお弁当にしましょう。
運動会の競技自体は嫌でも、お昼のお弁当は楽しみ、という風になれば、それだけでも運動会に行く楽しみが一つ増えます。

運動会が嫌いな子をやる気にさせる方法は?

嫌なことがあっても子供が前向きに物事に向き合えるように、会話ゲームを取り入れてみることをお勧めします。
「あー、運動会嫌だな。」「どうせ運動神経悪いし」「どうせ勝てないし」などとというマイナスの言葉を発し続けると、その言葉が脳にインプットされて、発した言葉通りになってしまう・・・と言われています。
なので逆に、プラスの言葉を言い続けることで、良いイメージが脳にインプットされて、現実的に良いことが起こってくるというわけです。

運動会前にやる気が出ない子供さんの気分を、良い方向に持って行ってあげましょう。

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  • 運動会前日まで「うまくできた事探し」をする

「会話ゲーム」と言っても、難しいことは何もありません。
運動会までの残りの毎日、親子それぞれ、「自分がいつもよりちょっとうまくできた事」を探してみるだけです。

・昨日より早起きできた
・ノートをきれいに書くことができた
・家に帰って来てすぐに宿題を片付けた
・言われる前に手を洗った
・靴をきちんと揃えて脱いだ
・ギャグが友達に大ウケした(笑)

・・・等々。どんな些細なことでも良いのです。
そして、夜寝る前に、親子で今日1日に見つけた「うまくできた事」を発表しあいます。
子供さんが1つ発表するたびに、「すごいね~!よくできたね。」「頑張ったね!お母さんびっくりだよ」と、褒めまくってあげましょう。
そしてもちろん母親のあなたもきちんと発表します。
「1つでもたくさん発表できた方が勝ち!」という風にしておくと、子供さんは一生懸命「うまくできた事」を探したり、夜に発表するために何かいいことをしようと頑張ったりします。

子供さんが勝ったら、翌日のおやつを子供さんの好きなものにしてあげる・・・などと、ご褒美を考えておくのもいいかもしれませんね。
たまにはお母さんの方が勝ったりすると、子供さんはますます頑張ってくれるかもしれません。

そして、お母さんは、話した内容をノートに書きとっておきましょう。

とにかく、できなかったことを考えるのではなく「できた事」だけを一生懸命に考える習慣をつけるのです。

寝る前に発表しあうことで、寝ている間に脳に良い記憶がインプットされやすいためです。寝る直前に行った言動は、脳(海馬)に整理されて、長期間記憶に残りやすいのです。

  • 運動会前日にやること

運動会の前夜は、ゲームはせずに、今までノートに書きとってきた「できた事」を、子供さんと一緒に音読しましょう。
そして「たった○日で、こんなに色々なことができるようになったね!すごいね!運動会の練習も毎日してきたから、明日は頑張った分、絶対にいい結果が出るよ。一番じゃなくてもいいじゃない。昨日の○○ちゃんよりうまくできたら、お母さんと一緒に大喜びしようね!」
・・・という風に話してあげるといいでしょう。

子供さんは、きっと、自分でできる精一杯の頑張りを運動会で発揮してくれるはずです。結果がどうであれ、落ち込むのではなく、その結果から良いことを自分で見つけてくれるかもしれません。もしかしたら、気持ちが前向きになることで、本当にいい結果を出してくれる可能性もありますよ。

運動会でビリだった時にかけてあげる言葉は?

徒競走などで、もし子供さんがビリだったとしても、頑張ったことをきちんと褒めてあげることが大事です。

・「最後まであきらめなかったのがすごいよ」

・「一生懸命な姿はカッコ良かったよ」

・「走り終わってからもニコニコしていたから、お母さんも見ていて楽しかったよ」

・「足が遅くてもちゃんとゴールを見て最後まで走った○○ちゃんの走りが、お母さんは一番好きだよ」

・「今まで練習した中で一番カッコ良く走れていたよ!頑張って練習した成果が出たね」

・「頑張りは○○ちゃんが1等賞だよ!お母さんが1等賞をあげるね」

できなかったことより、とにかく「できた」ことをなるべくたくさん見つけて、褒めてあげましょう。
もし子供さんがビリで悔しがっていたら、お母さんも一緒に悔しがって共感してあげることも大切です。

・「悔しいのは、それだけ一生懸命頑張ったからだよ。頑張ってくれてお母さんもすごく嬉しいよ」

・「○○ちゃんはきっと来年はもっとできるようになっているよ」

と、来年に向けて前向きになるような声かけも良いですね。

まとめ

運動会を憂鬱に感じる子供さんは多いです。
でも、その気持ちを否定せずに、自然と前向きな気持ちになるように、子供さんと接していくようにしましょう。

プレッシャーは決して与えずに、一緒に練習をしてあげること。できないことを見るのではなく、できることを伸ばしてあげること。
子供が頑張ることでお母さんも嬉しい、という気持ちを伝えることも大切です。

そして、子供さんが前向きな気持ちになれるように「できた事」探しを習慣化することもお勧めです。

結果がどうであれ、子供さんが一生懸命に頑張ったことを、目一杯褒めてあげましょう。

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